園長紹介

聖愛幼稚園園長:野口哲也
園長
野口哲也
皆さん、初めまして。
園長の野口哲也(のぐちてつや)と申します。
今までたくさんの幼稚園を見学し、園長先生とお話する機会にめぐまれました。そして「私立幼稚園ほど園長の個性が出る『学校』はない」と確信しています。
ですから、「幼稚園の情報提供の一環」として、「園長の自己紹介」をしたいと思います。保育方針については、説明会や説明資料で熱く語っていますので、ここではもうちょっとざっくばらんな感じで、「そんなに怪しい人間ではないです」ということをアピールさせていただきます。よろしくお付き合い下さい。

【生まれと育ち】

1971年4月10日、東京都福生市に生まれました。聖愛幼稚園、福生第二小学校、福生第一中学校出身です。現在に至るまで、場所は多少変わっていますがずっと福生に住み続けている「ふっさっ子」です。

家族は妻(副園長してます)と娘(2004年4月17日生まれ)と息子(2008年4月3日生まれ)の4人家族です。私が4月10日生まれですから、カレンダーで縦に3つ並ぶのがささやかな自慢です。

【園長になった経緯】

大学を出て、「とりあえず稼業の幼稚園を手伝うかな」という軽い気持ちで聖愛幼稚園に就職した「軟弱者」です。幼稚園教諭の免許を通信教育で取りながら、事務の仕事を何年か続けた後、「何か修行的なことをしよう」と地域のまちづくり団体である「福生青年会議所」に入会しました。
自分の住む「地域」がそれまでと全く違って見えるようになったり、異業種の仲間との話から多くの刺激を受けたり、人前で話す場をたくさん提供してもらったり、チームを組んでプロジェクトを遂行する醍醐味を知ったりと、青年会議所ではたくさんの経験をさせてもらいました。そしていつしか「園長という立場で仕事をしてみたい」と思うようになりました。

当時の園長・理事長である私の父は、私が幼稚園に就職したいと言ったときも、園長をやりたいと言ったときも、特に熱く議論することもなく、あっさりと「うん、いいんじゃない」と了承してくれました。敬虔なクリスチャンである父は「すべては神様が良い方向に進めて下さる」と信じて、すべてを流れに委ねたのかもしれません。
そして2004年から園長として仕事を始め、今に至っています。

園長になってからは、やりがいを感じつつも、失敗やトラブルに何度となく見舞われ、己の不甲斐なさを嘆いたことも数知れず。「若いときの苦労が足りないからだ」と言われたこともありましたが、今、振り返ってみると「いや、これ、苦労したとかしないとか関係なく、若さ故に回避できない問題だったのでは?」と思うんです。「先に苦労したから後で苦労しない」なんてことはなくて、むしろ「苦労しないようにあれこれ知恵を絞った経験」の方が今、役に立っていると私は感じています。

その経験から、聖愛幼稚園では、若い先生たちに「君たちもたくさん苦労すると後で役に立つよ」と過酷な労働を強いる「やりがい搾取」のようなことはしてないですし(笑)、「少しでも苦労しないよう、大いに知恵を絞ろう!経験のない分は誰かに聞きまくろう!」と言ってます。

これは、聖愛の教育方針とも共通しているのですが、大切なのは「苦労させること」ではなく、【苦労しないように】「失敗から学んだり、立ち直ったり、気持ちを切り替えたりできるよう応援していくこと」だと考えています。

【趣味の話】

読書とか海外旅行とか美術館巡りとか格好をつけたいところですが、むしろサブカルチャーの方が皆さんと接点があったときに親しみを感じてもらえるのではないかと期待して、ツラツラと書いてみました。趣味談義、お気軽にどうぞ!

その1:コンピュータ

聖愛幼稚園ではICTを積極的に活用しています。「きっつ」という教育プログラムも早くから実践していますし、先生たちの情報共有にはコナビというグループウェアを、保護者への広報にも「バスキャッチ」「おうちえん」といったICTサービスを使っています。それは、元々、私がコンピュータ好き(オタク?)だからなんです。

小学生の時に「ゲームセンターあらし」というマンガの影響を受け、NECのPC-6001というマイコン(当時は「マイコン」と呼んでました)がほしくてほしくて夢にまで見ましたが、小学生には高すぎるおもちゃでした。仕方なく、時々マイコンを触らせてくれるお店に出かけては、紙に書いた自作のプログラムを打ち込んで「動いたっ!」と大騒ぎしていました。
自分の作ったものがちゃんと動いたときの感動は、何にも代えがたく、是非とも多くの子どもたちに感じてほしいと思っています。ただ、昨今の画一的で機械的なプログラミング教育に対しては少々疑問を感じています。

さて、「ショーウィンドウを毎日のぞき込む少年」ではないですが、プログラムを書き込んだノート片手にマイコン売り場に通う息子を不憫に思ったのか、はたまたお店に迷惑を掛けると思ったのか真相は分かりませんが、中学生の時に念願かなってNECのPC- 8801mk2というマイコンを買ってもらいました(あまりも嬉しくて操作マニュアルを抱いて寝てました)。とても高い買い物だったと思いますが、そのお陰でこうして仕事に生かせているわけですから、親には本当に感謝しています。

その2:ゲーム

典型的なファミコン世代なので、いわゆる「コンピュータゲーム」が大好きで、今も、自作のコンピュータをゲーム用にチューンナップして楽しんでいます(好きなゲームは「Skyrim」と「Civilization」です)。

そして、それと同じくらい「アナログゲーム」も大好きです。日本では「ゲームと言ったらテレビゲーム」ですが、ヨーロッパ、特にドイツでは今でも毎年たくさんのユニークで魅力的なアナログゲームが発表され、子どもから大人まで幅広い層が遊んでいます。

幼稚園でも時々子どもたちと一緒に遊んでいます。勝てば嬉しいですし、負ければ悔しいのは大人も子どもも同じです。特に「負けたときの悔しさ」は子どもたちにたくさんのことを教えてくれると思っています。
コンピュータゲームと違って自分でルールを把握し、自分で点数を数え、自分でセッティングも片づけもするという「ちょっと面倒なところ」が、意外と楽しいですし、子どもにとっても良い学びになると思っています。
なかなか大手のオモチャ屋さんなどでは売ってないのですが、ご興味がありましたら、是非検索してみてください。(私はAmazonや「すごろくや」さんの通販をよく使っています)

その3:音楽

高校、大学といわゆる「バンドブーム」まっただ中で、女子にもてたい一心でギターを手にし、バンドを組んだらもっと上手いヤツがギターを弾くことになりベースに移行するという、「バンドブームあるある」を身をもって体験しました。
最後まで女子にはもてませんでしたし、ギターも大して上手くなりませんでしたが、でも、今でも趣味でギターを弾いて楽しんでいます。
昔と比べ、今は安くて音の良いギターやエフェクターがたくさんあって、オジサン・ギタリストとしてはありがたい限りです。

実は、両親の巧みな誘導で小学生の時にクラシックピアノを習い始めたんですが(当時、習い事の王様は「ピアノ」と「そろばん」でした)、外で遊びたい盛りの小学生男子ですからなかなか練習に身が入らず、ダラダラと5年ほど続けて辞めてしまいました。でも、その時の経験と知識が、バンドを組んだときに少なからず役に立ったので、半強制的にでも習わせてくれた親にはこれまた感謝しています。(だから子どもに習い事を強制すべき!とは思いませんでの、お子さんとよく話し合って決めて下さい!)

また、音楽を「聞く」のも大好きで、特に60~70年代のイギリス、アメリカのロック(ビートルズ、クイーン、キング・クリムゾンが私の好きなバンドベスト3です)をよく聞いています。
さらに、小学生の時に「ザ・ベストテン」というテレビの歌番組の洗礼を受けた世代ですので、今でも、80年代の歌謡曲(筒美京平さんetc.)を聞いては懐かしんでおります。

その4:マンガ

人生に必要な知識は「ドラえもん」で教わった世代です。大人になって子どもと一緒に読み返したときに「本当に素晴らしい体験をさせてもらったんだな」と藤子先生に深く感謝しました。
大学時代は手塚治虫を取り憑かれたように読みあさり、「火の鳥」は今でも定期的に読み返しては、深く人生について考えさせられています。

最後に

拙文にお付き合いいただき、ありがとうございました。こんな園長ですが、皆様、どうぞよろしくお願い致します。