幼稚園の先生になりたい方へ

2023/05/19更新

皆さん、こんにちは。聖愛幼稚園園長の野口哲也と申します。
ご承知の通り、幼稚園は先生を募集する年と募集しない年があります。

以下の文章を読んでいただいて、「なんだかこの幼稚園、気になるなあ」と思ったら、
お気軽にメールください。(メールや電話番号等の『見学者の個人情報』に関するポリシーは最後に書きましたのでご確認ください)

募集の有無も含めてお知らせしたいと思います。また、質問などがありましたら遠慮無く、聞いて下さい。保育方針だけでなく、給料のこと、お休みのこと、何でもOKです。

ちなみに、まだ「メールは失礼。直接電話をすべき」という価値観の方もいらっしゃるようですが、私はむしろ「いきなり電話をして相手の作業を中断させるより、向こうの都合で読んでもらえるメールの方が礼儀正しい」と思っているので、遠慮無くメールしてください。

さて、ここでは、ざっくばらんに私の職員採用に関する考えを書いてみたいと思います。
少々長いですが、お時間のあるときにでも読んでやって下さい。



改めて言うのもなんですが、私は園長という役職にはありますが、
そんなに立派な人間ではございません。
小心者ですし、忘れっぽいですし、お調子者で気分屋です。
このあたりは、うちのカミさんに聞いていただければよくわかると思います。

毎日朝早くから遅くまでとことん仕事するぞ!というタイプでもありませんし、
「気合いと根性でがんばるぞー!」という体育会系のノリはものすごく苦手です。

暑さ、寒さに弱いですし、ルービックキューブの六面は揃えられますが、
それ以外、これといって人様に威張れるような特技もありません。

一応、幼稚園教諭の免許は持っていますが、担任としての経験はないですし、
実は、犬と雷と風船と運動会のピストルが大の苦手です。あと、肉類が一切食べられません。

我ながら弱点のオンパレードだと思います。

皆さん、がっかりしたとは思いますが、是非、最後まで読んでください!

私、一応、クリスチャンなんですが、
「神様は、調子に乗りやすい私のために、これだけたくさんのウィークポイントを与えてくれた」と思っているんです。
「常に謙虚でいることの大切さ」を教えてもらっているような気がするんです。

そんな人間なので、先生たちの前で「カリスマ園長」として立ち振る舞うようなことは一切できません。

たまたま「園長」なだけだし、たまたま先生たちより何年か先に生まれただけだし、
そもそも先生たちがいなかったら園長が一人でがんばっても、幼稚園は成り立ちませんしね。



だから私はいつも先生たちに「お願い」することにしています。

園長として幼稚園の舵取りをする責任はありますが、先生たちをあごで使う権利はありません。

だから、「悪いけれど、こっちに進むのに協力してくれないかな?」とお願いしています。
「いやです」と言う人を無理矢理協力させるのは好きではありませんから、
できるだけ話を聞いて、譲歩するところは譲歩して、
お互いに納得できるところを探すようにしています。

これは私の保育観とも似ているんです。

「先生はエラいんだから言うこと聞きなさい!」なんて物言いは、パワハラと同じです。
相手が大人だろうと子どもだろうと先輩だろうと後輩だろうと
お願いすべき時には「お願いします」と頼むべきだし、
何かをしてもらったら「ありがとう」と心から言うべきだし、
こちらが間違っていたら「ごめんね」 と謝るべきだと思っています。

でも、それは子どもに「媚びること」ではありません。

圧力で子どもを思い通りに動かすのではなく、
逆に、子どものワガママに振り回されることなく、
子どもが「自分でできる」という自信を持てるよう、全力&こっそりとサポートする、
そんな先生であってほしいと思います。

じゃあ、そのサポートとは、具体的にどうすることなのでしょう?

これは採用試験の問題にちょうどいいですね。
ということで、ここでは敢えて書きませんので試験の時に皆さんの考えを聞かせて下さい。



「見学者の個人情報」に関するポリシー

最近、見学や実習に来た学生さんのメールアドレスや携帯番号、LINEアカウントなどを聞いて、それを通じて、就職するよう何度も連絡する園があると聞きました。

聖愛幼稚園では、見学希望者、就職希望者との【事務的なやりとり(日程調整等)】においてのみメールや電話を使用します。

幼稚園への就職を要請したり、ボランティアを強制したりといったことは一切おこなっていませんし、メール等を通じてこちらから連絡することもありません。

ですから、安心してご連絡ください。

それと、「見学後すみやかにお礼状を書くように」と指導している養成校もあると聞きますが、少なくとも聖愛に関してはお礼状もお礼メールもましてやお礼電話などは一切不要です。

さらに、「就職するつもりもないのに見学にいかないこと」と指導している養成校もあると聞きます。おそらくは、時間を割く園側に対する配慮かと思います。

しかし、私(園長)は、幼保業界に就職予定の学生さんであれば、うちに来ようが来まいが関係なく、ウェルカムです。というのも、いろいろとお話しする中で、今の学生さんがどんなことを考えているのか、何を優先して就活をするのか、どんな保育を理想としているのか分かるので、本当に勉強になるんです。

その代わり、聖愛の情報だけでなく、「園長だけが知っている『給料と休みはどのくらいですか』とド直球で聞かないでもなんとなく分かるマル秘テクニック!」をこっそり教えます(信じるかどうかはあなた次第です)。